eg-倶楽部 2025 新年号
お客様とお店をつなぐ「コミュニティー紙」 編集:egg本部
写真:「陽はまた昇る」 新しい年と共に新たな希望が! さあ、素晴らしい1年のスタート!
令和7年 新年あけましておめでとうございます
新しい年を迎えた今、私たちの<暮らし or 暮らし方>について少し考えてみたいと思います。そのスタイルを根本から見つめなおす必要が出てきたからです。
えっなぜ見つめなおす必要があるのか・・・って? 答えは明確で、一人一人が何も考えず、今までと同じような暮らし方を続ければ、社会、いや地球そのものが人の住めないものとなってしまうからです。
そして、エクステリア(住まいの屋外空間)は、その最も重要な<暮らし or 暮らし方>に繋がるスペースでもあります。自然と最も大きな関わり合いを持つ場所でもあるからです。
でも新たな<暮らし or 暮らし方>とは、決して大きな苦痛を伴うものでは無く、忘れていたものを取り戻し、むしろゆとりと本当の幸せをもたらすもの。そう確信しています。
暮らしの中に小さな自然を! そこから?
植栽は手間がかかるのでチョット・・・という誤解
最近、雑草が生えないようにしてほしい、大きく育ちすぎた植木を伐根処理してほしい・・・そんなご相談が増えてきました。勿論、当店では即対応!
ただそんな世相を反映してか、エクステリア(住まいの屋外空間)に関するプラン作成のご依頼の中で、植物は使わないで欲しいと言うお客様が増えています。その背景にあるのは、<メンテナンスに手がかかるから>と言うご心配。勿論、植物も生き物である以上メンテナンスゼロと言うわけにはいきません。
実は樹木や草花が嫌いと言う方はほぼ皆無。ただ、枯れるのが心配、管理が大変、古い住宅で伸び放題の植木や雑草を見てそんな事になっては大変と言う心配・・・と言った理由で植栽を拒否される事が大半を占めています。
しかし、エクステリアのプロショップであれば<思った以上に手がかからない植栽プラン>をご提案することが出来ます。当然<防草対策>も考慮しながら・・・。具体的には、A:ゴロタ石などと上手く組み合わせる(部分的に防草シートと組合すことも) B:成長スピードの遅い樹木を使う・・・など様々な方法があります。
加えて、新しい植栽プランを受け入れていただいた時は、ほぼ100%<やっぱり樹木や草花を植えておいて良かった>と言う言葉をいただく事が殆ど。それだけ、暮らしに潤いが生まれるからです。
補足するなら、地球温暖化・環境問題、そこから派生したSDGsと言う観点からすると、住まいの植栽は一つの義務とさえ言えるかもしれません。それが<自然との共生>の第一歩となるからです。
あまり手のかからない植栽プラン
アオダモ(落葉樹)
ソヨゴ(常緑樹)
もっと「自然素材」の見直しを!
現代の暮らしに合った植栽の有効活用。それに加え<自然素材の見直し>もより良い暮らしのための重要ポイントとなります。
エクステリアでの自然素材とは<植物><天然木><石材>が主力対象となります。<植栽>に関しては既に取り上げたので、ここからは<天然木>と<石材>について述べます。
まず<天然木>ですが、実はこれほど素晴らしく使い勝手の良い素材は他に存在しません。他に類を見ない多様性を持ち、耐久性やその他の品質に関しても非常に優れているからです。加えて、金属やプラスチックでは味わう事が出来ない風合い、時が経つのに伴い味が出る経年変化と言った魅力、さらには(特に国産木材を使えば)環境問題にも貢献出来る。このような長所も兼ね備えています。
このように書くと<チョット待った。耐久性に問題があるから木は使いたくない!>そんな声も。でもそれは誤解です。プロが樹種・部位などを選び優れた施工を行えば、最近急増している樹脂木(人工木)や発泡系のプラスチック製品より長く使う事が出来るからです。
また、プロが推奨する天然木のデッキは、耐久性と言った品質面に加え、どのような地形に合わせることも出来ます。三角形や時には五角・六角形にも。またハイデッキと呼ばれるタイプにも!
同じことが目隠しフェンスにも言え、あらゆる敷地への対応・デザインや形状自由自在・デッキ等との同素材でのコーディネートもOKと言った長所も!
また、植物や天然木を使った場合は、石材との組み合わせでさらにその魅力を引き出すことが出来ます(逆に、金属・プラスチック・コンクリートだけの現場では、石材と何となく違和感も・・・)。
例えば、天然木の門柱に植栽と石材を組み合わせた場合、言葉では表せないほどの相性の良さと魅力が。その一方で、システム門柱と石材だけの門廻りは無味乾燥で時には違和感も。しかし、そんな時も植栽が加わるとイメージがガラリと変わる。それが、植物の持つ計り知れない魅力と言えるかもしれません。
自然素材をベースとした門廻り
天然木なら同素材でのコーディネートも簡単に
ただし、自然素材を使いこなすには大きな壁がある事も事実です。本当のプロとしての知識・技術が必要となるからです。例えば、木のデッキが短期間で腐ってしまった。だから二度と使いたくない(だから樹脂木に)と言った事にも・・・
だからこそ、自然素材を活かしたエクステリアの依頼は<地元でレベルの高いエクステリア専門ショップ>を選ぶ事が最優先事項となります。