eg-倶楽部 2023 夏号
お客様とお店をつなぐ「コミュニティー紙」 編集:egg本部
さあ「夏」がやってきました。酷暑・熱中症など気を付ける事も目白押し。でもナーバスに考えるよりも、もっとアクティブに暮らすことを考えたい。当然、エクステリア(住まいの屋外空間)ライフに関しても。
例えば、「夏」を代表する花を存分に楽しむとか。例えば、最近はやりの<デッキで小さな焚火>を楽しみながらビールでほろ酔い気分に浸るとか・・・
そして、豊かな気分になった時、自分とお子様たちの未来についても一度じっくり考えてみたいもの。そう、ゼロカーボン社会をどう実現するか。SDGsと言う意識を高め、どうすれば自分自身がそれを実行できるか。そして、エクステリアにおいても意識を改め、今の利便さだけに捕らわれない、もう一歩先を見越した暮らしスタイルについて。
だから、今回のテーマも<ゼロカーボン & SDGs>!
チャレンジ! ゼロカーボン & sdgs
誰もが高い関心を持っているはずなのに???
今、ゼロカーボン社会の実現、長期的視野に立った暮らし方SDGs。この2つについて関心を持たない人など、むしろ少数派と言えるのではないでしょうか? それほど深刻かつ差し迫った問題であるからです。
でもいざ実行となると、今だけの利益・エゴなどと言ったもう一つの意識とぶつかり、結局は相反する選択をしてしまう。そんな経験も殆どの方が持っているのではないでしょうか。勿論、エクステリアと言う分野に関しても。
しかし今回は、一度立ち止まり<住まいの屋外空間>と言う世界においても、ゼロカーボンとSDGsについて真正面から考えて見たいと思います。なぜなら、エクステリアはこの2つのテーマと切っても切れない関係にある分野であるからです。だって、暮らしの中で一番自然との関りが深い分野でもあるからです。
では現実は。残念ながら反ゼロカーボン・反SDGsのオンパレードと言わざるを得ません。人工物や再生困難な素材・商品で固めてしまい、自然の青息吐息状態を平気でより深刻化させていることが極めて多いから。特に、プラスチック&プラスチック混成製品の台頭はゼロカーボン & SDGsと言う課題に対し暗い影を落としています。
何も、エクステリアでプラスチックを使ってはいけない。そう言っているのではありません。もっと意識を高め、適切な使い方をしなければならないと言う事です。
例えば急速に普及率が高まっている人工芝。敷地全体に敷き詰めると言った事では無く、植木と上手く組み合わせ、芝生・グランドカバーと併用する工夫する事が大切。また、マイクロプラスチック化を防ぐため、定期的に敷き替える事。さらには、正しい廃材処理をする事。以上が必須条件となります。
人工木デッキや、発泡プラスチック系のフェンスも同様で、劣化前に定期的取り換え、メーカーが責任を持って廃材処理を行う事が絶対条件となります。
人工木デッキ:早めの取り換えと正しい廃材処理を!
ではマイナス面のカバーでは無く、エクステリアでより能動的に、ゼロカーボン & SDGsと言った事に取り組むにはどうすれば良いのでしょうか?
屋内あるいは建物(お住まい)自体であれば、太陽光発電を取り入れ消費量以上の自家発電を行えば良いと言う、極めて明確な方法があります。でも・・・
ご安心ください、建物同様極めて明確な2つの方法があります。
1:植木(植物)を植える。
2:国産木材を出来るだけ多く使う。
以上2点です。
1:に関しては誰もが理解できる対処方法と言えるでしょう。
実は日本には、現在使用されているストック住宅が約5,300万戸あり、このうち一戸建て住宅が4,600万戸を占めて(自分で植木を植えられる住宅数)います。つまり、各自が1本ずつ敷地内の木を増やせば、4,000万本以上増えると言う事。
勿論、庭木のCO2吸収量はごくわずかなものです。しかし意識を持ち取り組むのと、無視し続けるのとでは、社会的影響力は大きな差となって現れるでしょう。だからこそ<庭木を一本増やす>事が極めて重要。
しかもその行為は、結果として木の素晴らしさを再認識する事に繋がり、間違いなく暮らし自体に潤いを与えてくれます。
エクステリアに国産の天然木を使おう!
2:に関しては、なぜ国産の天然木でなくてはならないのか。そんな疑問を抱かれる方がおられるかも知れません。
最大の理由は、エクステリアで使われる輸入天然木は大多数が熱帯雨林材だと言う点にあります。従ってそれを使う事で、一歩間違うと自然破壊を助長し、地球が本来持っていたCO2吸収量を減らす事にも繋がりかねないからです。
その一方で国産材は、ほぼ全てが計画栽培材で、使えば使うほど森林の質をより高めて行くことに直結します。
ではこれまでなぜ、国産天然木が殆ど使われなかったのでしょうか? 答えは、使用実績に乏しく、耐久性などの品質に自信が無かった為。
しかし、当店と当店が所属するグループのお店は、他に先駆け、これまで腐りにくく耐久性に優れているとされる国産木材に対し、10年に及ぶ実験を重ねてきました。結果、スギのセレクト材「杉柾」「赤杉」と言う純国産材を、自信を持って販売・施工できる体制を整えることが出来ました。
「杉柾」「赤杉」の詳細については、お店でご確認をお願いします そして、セロカーボン & SDGsに対するご協力を!