eg-倶楽部  2023 春号

お客様とお店をつなぐ「コミュニティー紙」 編集:egg本部

写真:「カワヅザクラ」(埼玉県深谷市)・・・関東・関西などでは2月後半~3月前半頃に咲く早咲きのサクラ。ソメイヨシノより濃いピンクで大きめの花(4~5cm)が特色。オオシマザクラとカンヒザクラの雑種とされている。
写真:「カワヅザクラ」(埼玉県深谷市)・・・関東・関西などでは2月後半~3月前半頃に咲く早咲きのサクラ。ソメイヨシノより濃いピンクで大きめの花(4~5cm)が特色。オオシマザクラとカンヒザクラの雑種とされている。

 今年は<少し早い春号>!

 なぜなら、3月末の発行ではエクステリアの春に対するご提案が間に合わないから。また、3月には<春のイベント・企画・セール>もスタートします。だから、このeg-倶楽部 2023年春号」をご覧いただき、それを機に、エクステリア(住まいの屋外空間)の事も少しお考えいただき、そしてお遊び方々ぜひご来店を・・・

 肝心な春号のテーマ。久しぶりに<デッキとデッキ廻り>を取り上げる事にしました。それだけ暮らしに溶け込んだものとなり、同時に最も大切な屋外空間でもあるからです。

 そしてこの機会に、デッキに対する正しい知識を! そして、お客様の暮らしに最適のデッキ選びを! 同時に、出来るこことなら昨今の迷信(先入観)???の払拭も。そして、ご家族の最も大切な時間を快適に過ごすことが出来るスペースとなりますように!

デッキ:耐久性に対する迷信とは?

衝撃の事実・・・少し大げさでしょうか?

 ご質問「一番長持ちするデッキ」。 大半のお客様は「樹脂木(人工木)デッキ」と答えられるのではないでしょうか? 実は、大手メーカーや大半のエクステリア販売・施工業者も同じような答えを出すと思います。でもこれは<重大な誤り>です。

 最近プロが良く使うデッキには、大きく分けて3種類があります。A:樹脂木(工業製品)B:ハードウッド系(熱帯雨林産) C:針葉樹のセレクト材・・・以上です。

 そして、A・B・C共に耐久性を含む品質に関しては商品(材)により大きな差があります。そう、工業製品であるA:樹脂木(人工木)であっても品質差がかなりあると言う事。ただ、そんなことを言っても混乱するだけなので、ここでは各分野共に高品質と言われているものだけを対象とします。

 具体的には、A:に関しては大手エクステリアメーカーの最新商品B:に関しては「ウリン」材 C:に関しては「杉柾」(後述)・・・を充当させていただきます。そしてまず3商品の品質に関するプロの判断基準を示しておきます。

A:大手メーカー最新の樹脂木・・・耐久性≒15~20年。風合い・肌感覚≒かなり問題。補足事項:施工等が簡単で殆どの業者が取り扱い可能。

B:「ウリン」材・・・耐久性≒30~50年。風合い・肌感覚≒中クラス。補足事項:天然材なので商品説明・施工にはプロのスキルが必要。

C:「杉柾」・・・耐久性≒15~30年。風合い・肌感覚≒最上。補足事項:天然材なので商品説明・施工にはプロのスキルが必要。

(注:上記は当店及び当店が所属するプロ集団の判断基準です)

人工木デッキ(樹脂と木粉の混合材)
人工木デッキ(樹脂と木粉の混合材)
ウリン材デッキ(耐久性・強度NO1)
ウリン材デッキ(耐久性・強度NO1)
> 「杉柾」デッキ(風合いNO1)
> 「杉柾」デッキ(風合いNO1)

だからこそデッキとデッキ廻りはエクステリア専門ショップで!

 上記の内容を見ると意外と思われる方がかなり多いかもしれません。樹脂木(人工木)の場合<安心の耐久性。天然木とは段違い>などと言ったコピーが氾濫しているからです。でもそれは、粗悪な天然木と比較しての事。ここで取り上げているようなプロが使う高品質天然木の場合は、殆どが同等以上の耐久性を持っています。

 では、樹脂木は良くないと言う事でしょうか? そうではありません。それぞれの長所・短所があるからです。従って、仮に樹脂木・ウリン・「杉柾」の3種から選ぶとしても、何が最適材かは、使い方やお客様の嗜好により変わって来ると言う事です。

 ところがここで大きな問題が。最近は取り扱いが比較的簡単な樹脂木しか使えないエクステリア業者が非常に多いと言う事。これでは、デッキやデッキ周辺商品を選ぶにも、選択の余地そのものが無くなってしまうと言う事。だからこそ設置してから後悔・・・などと言ったケースが後を絶ちません。

 当店では樹脂木(人工木)・ウリン・「杉柾」と言う系統の異なる3種の高品質デッキを取り扱揃え、お客様との話し合いのもと、<最良の素材を選び、最高のプラン作成>を心掛けております。

 論より証拠。デッキやその周辺のご要望をお持ちの時は、一度お声かけを。必ず満足いただける提案をさせて頂きます。実際に3種のデッキ用材を手に取り、それぞれの長所・短所を丁寧に説明させていただき、<***のような使い方なら、***と言った理由により、***をお勧めします>と言う対応をさせて頂き、最終決定はその後!

「杉柾」と言う純国産材へのこだわり!

「杉柾」とは、樹齢80年以上の大木(杉)・その芯材(赤身)だけを使用・柾目引き・1年以上の自然乾燥。これだけの条件を満たした超セレクト材です。従って、一般の杉材とは全くの別物とお考え下さい。ではなぜ? 答えは明確で<最高のエクステリア専用天然木>と言える品質を維持するためです。

従って、抜群の耐久性・アバレ(ソリ・ヒネリ・ヒビワレ)等が少ない・加工性が良い・最高の風合い(肌感覚)など、全てに対し優れた特性を持っています。また、国産材ですので昨今のウッドショックなどの影響も受けにくく、安定価格&供給・自然環境の維持・国内産業の保護と活性化と言った、社会的使命を果たす事にも繋がります。勿論、豊富で分かりやすい資料も取り揃えております。

「杉柾」デッキ(無塗装)
「杉柾」デッキ(無塗装)
「杉柾」を使った特注の作業スペース
「杉柾」を使った特注の作業スペース